2006年11月16日

関西の快速・普通列車にもグリーン車を(1)

最近、関東では東海道線や横須賀・総武線以外にも、東北本線・高崎線などにもグリーン車が進出、好調のようです。
グリーンアテンダントやSuicaによるグリーン券購入・検札システムも導入され、コストも抑えられています。
それを受けて関西でもグリーン車導入の検討はされているようでして、新快速が敦賀や播州赤穂に乗り入れるなど乗車時間が長くなったことも相俟って、近い将来、グリーン車が導入されるのではないかと期待しております。

以前は関西の新快速・快速列車にはグリーン車が連結されていたのですが、利用率の悪さや不正乗車が原因で、節約志向の高い関西人の文化になじまなかったとして昭和55年10月改正で消滅しています。それ以降はモノクロ(全て普通車)編成という、利用者にとっては選択の余地がない状態です。

ただし、現在も関西ではグリーン車は成り立たないのでしょうか? 答えは「NO」と思っております。その理由を書きますと、
1.グリーン車が廃止された当時と現在の関西では、私鉄優位→JR優位と情勢が大きく異なっている。
(関東と違って私鉄との競合で劣勢だったこともあって乗客は少なかったですが、民営化以降にJRは速達化や割引きっぷの設定を行い、沿線の開発が進んだこともあって、今では立場が逆転している)
2.Suica同様にICOCAを用いたグリーン券システムを導入することにより、低コスト化や不正乗車防止が出来るようになった。
3.新快速の運転区間拡大など、琵琶湖線〜JR神戸線にかけては乗客の乗車時間が長くなった。
4.「勝ち組」「負け組」といったいわゆる「二極化」が進み、グリーン車を利用する需要が増えている。
5.JRはスピードアップに限界が見えてきたため、他の施策による増収を図る必要が出て来た。
といったところから、グリーン車復活の余地は大いにあるのではないかと思います。

関東と違って「普通車のグレードが良い」ので、グリーン車の価値がどの程度あるかという点だけは引っかかりますが、代わりに「リクライニング角度を大きくする」「パソコン用コンセントをつける」など施策はあると思います。グリーン車というだけでも魅力的な空間なのですから。
敦賀や播州赤穂から京阪神となると、乗車時間は2時間程度。このくらい乗るのであれば使ってみたいですよね。

せっかく敦賀まで新快速が伸びたのだからグリーン車も欲しいですねえ。
あとはICOCAを新疋田と敦賀の両駅に設置すれば、システム的には大丈夫ですしね。
posted by うえしょう at 00:00| Comment(14) | TrackBack(1) | うえしょうの「鉄道総論」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ICOCAが新疋田と敦賀に入っていない理由ですが、関西の自動改札機のシステムが古く、これ以上駅を追加できないからだそうです(「近郊区間でない」というのを理由に挙げる人がいるようですが、近郊区間を敦賀までにすればいいだけですので、理由としては誤りです)。
Posted by うえしょう at 2006年11月16日 00:45
* ICOCAが新疋田と敦賀に入っていない理由ですが、

 2駅も追加できないほど余裕のないシステムなのですかぁ。せめて、遠方からの利用者も見込まれる敦賀にはICOCA機器を置いてもらいたいです。小さな駅のICOCA機器を取り外してでも。

 こんな状態では、JR夙川駅などの新駅に対応できるのでしょうか?
Posted by たべちゃん at 2006年11月16日 22:13
あと何駅増やせるかは分かりませんが、JR夙川駅など、すでに増加が決まっている駅は先にみこしているのでは?

なお、山陽地区のICOCAは多数の駅に対応したシステムを入れており、将来的には関西地区などともまたがって利用できるよう準備されているようです。
関西地区もそろそろ自動改札機の更新の時期でしょうから、更新の際には敦賀だけでなく、山陽・中京など他地区にまたがった利用が出来るようにしてほしいものです。
Posted by うえしょう at 2006年11月17日 02:48
うえしょうさん、こんにひは(笑)

敦賀と新疋田でICOCAが使えないのは、要は管轄が違うからだと報道されていたような気がします。(敦賀と新疋田は金沢支社管轄) 技術的には全然OKだと思うのですが、運賃の上がりをどういう風に計上するのか、という財務上の問題があるんじゃないかと。岡山圏のICOCAとスルー利用できないのと同じ理由ですな。

あと関西圏では普通・快速系の列車に追加料金を払って乗るという文化そのものがないようなので(笑)、グリーン車は難しいと思われます。関空特快ウィングや休日のホリデー号に指定席が設定されたこともありましたが、誰も乗らなかったのでとっととなくなってしまいました。
近鉄の京都-奈良間の特急も空いてますよ。
Posted by Kinoppi☆ at 2006年11月18日 07:29
管轄が違うといえば、現在でも京都支社・大阪支社・神戸支社と複数の管轄の下で運営されてますので違うと思います。将来的には岡山方面も一緒になると言われてますからねえ。

追加料金の件については、続編で議論しますので乞うご期待ください。ただ、最初から否定的な意見を出すというのは個人的に感心できないのですけどね。
Posted by うえしょう at 2006年11月20日 00:43
新快速にグリーン車自体には、賛成したいのですが、技術的に難しい面もありますね。
 例えば、今、近江今津、米原以北は4両編成で
すよね。グリーン車を入れるとしたら、切り離す
方に入れるしかないですわね。まさか、普通車3
両、グリーン車1両で、高校生の通学時間帯に走る
わけにはいかんでしょ。
 私が考えるには、新快速で近江塩津発と長浜発
の二パターンにだけ、米原で増結して、米原-姫路
間でグリーン車をつけて、10両編成で運転する。
 車内販売は採算合わないからできませんね。グ
リーン車のある新快速と無い新快速とを区別し
て、A新快速、B新快速など名前で区別すれば、
利用者に広まりやすいとも思いますがね。
 編成上、全新快速にグリーン車つけることは、
諦めた方が、半分の30分に1本は、グリーン車付
き新快速を走らせると考えたほうが、可能性は広がると思いますね。

Posted by ホームラン王 at 2008年01月08日 01:13
>まさか、普通車3両、グリーン車1両で、高校生の通学時間帯に走るわけにはいかんでしょ。

この点ですが、新快速が延長される前は普通車3両のみの編成でしたから、「純増分がグリーン車」と考えるとマイナスはありません。定員は419系の置き換えならむしろ増えています。

むしろ米原−姫路の間で普通車自由席が1両分減車になる方に問題点はあるかと思いますが、5100形であれば定員的な違いはありませんからね。
ただ、8両編成に一部の12両編成が混在する現況や近年の新幹線の乗客増を考えると、10両編成に統一という考え方はアリかと思います。
Posted by うえしょう at 2008年01月08日 06:59
関西の現実は、こうだ!!
余分なところに金は、かけたくない。
これが関西圏の鉄則であり、
迅速・快速・高速の関西三大徹則の流れからグリーン車は不要なのだ!!
グリーン料金を払うぐらいなら、その分飯代に使うのが関西だ!!
それだけ関西は、東京「盗狂」の連中に金を奪われたことに恨みを持っている。
だからこそ、迅速・快速・高速の関西三大徹則にこだわるのだ!!
阪神間に料金込みで1000円も払えません!!
それが関西だ!!
関東から関西に来た人間には、不都合だが「迅速・快速・高速の関西三大徹則」を
守ってもらわないとやっていけません!!
それだけ金にシビアなのだ関西は!!
それだけ余裕が、無いのだ!!
Posted by グリーン車なんかいらない at 2008年07月21日 10:45
これは、ある意味で関西を馬鹿にしているといえる。
昼間の阪神間1分十円で移動できる交通機関として十分価値が、あるのです。
公衆電話でも1分十円かかるのですよ!!
遅いトラフィックで十円以上かけられますか?
電話代よりやすい交通機関は、行動半径も広がり生活エリアが大きくなります。
それだけシビアなコストで戦っているのにもかかわらず東京の連中は、無駄使いをする。
それが関西人には、殺意剥き出しになる。
それだけに「迅速・快速・高速」にこだわっているのだ!!
コストに対するこだわり…東京の連中も見習うべきだ!!
現実にできるのだから、関東地区もコスト改善を尽くせ!!
もう少し利用コストを考えることだ!!
Posted by 金券マニア at 2008年07月21日 11:07
>グリーン車なんかいらないさん
>金券マニアさん

私の素案では「迅速・快速・高速」も行うのですが…。
ただ、近年の傾向としては関西ではJRの新快速、私鉄の特急とも途中駅停車が増えて「迅速・快速・高速」は過去のものとなっていますね。
むしろ関東の方が東急の特急設立など迅速化が進んでいるような気がします。
Posted by うえしょう at 2008年07月21日 11:18
初めまして。私個人的見解で新快速の混雑対策としては、アーバンネットワーク圏内のグリーン車導入は基本的には賛成です。ただ課題は多くあるように思います。
 首都圏とは違って首都圏の2両に対し1両のみ連結、主にラッシュ時を中心とした運用とし、(基本編成8両であれば、1両をグリーン車に、もう1両は従来の普通車で10両とする)車体の構造を平屋構造かダブルデッカー構造によっても乗客の流動も大きく変わってきますが、設備面ではバリアフリー対策で、車いす対応のトイレ、座席のすべてにPCタブレット等の電源内蔵式シートの設置も良いサービスです。
 ただ関西人の気質もあってか、料金の設定にてはかなりシビアになると思いますが、ホームライナーと同じレベルで、大体500円前後(430円がベスト?)まで(上りは米原・湖西線は近江今津まで、下りは姫路・網干まで)なら乗車すると見込まれます。
 逆に、グリーン車導入を反対するなら、新快速の停車駅をもう少し減らした(現行なら、芦屋・高槻・山科・南草津通過)特別快速か通勤快速?の設定・どちらかですね。
 そもそも、平成元年に221系を導入したときにもグリーン車導入が検討されたこともあり、当時は日本がバブルの絶頂期で景気が良かったことに加え、遠距離通勤が増えたこともあったが見送られたことがあり、さらに5〜6年前にも新快速に指定席車を導入もJR西日本が公言したこともあり、これは未だ進展していないのも事実です。
 しかも、このたびJR東日本では中央線にもグリーン車導入が決定したこともあり、今回がグリーン車導入の良い機会と思いますので、JR西日本も見習ってほしいものですね。
Posted by つるりん at 2015年02月06日 22:53
うえしょうさん。おはようございます。

 本項を拝見していると、管理人様以外の大半の方はグリーン車導入には反対意見を示しているようですが、反対の理由として、関西人の気質というのは理解できるところです。
 ただ、余計な経費を掛けたくないというのは、個人的に、グリーン料金に対してなのか、また、JRに対してグリーン車導入に対しての経費・運営費なのか、そこを示すべきですね。
 確かに、首都圏と近畿圏とでは客層や文化の違いはありますが、関西人を馬鹿にしている、関東人は無駄遣いしすぎる、といったのは単なる個人的な偏見で感情をそれこそ、剥き出しにしているのであって、極めつけは関西人は殺意むきだしになってる、関西は、東京「盗狂」の連中に金を奪われたことに恨みを持っている!?なんて、そんな言葉で表現するのは私個人的にも感心できません。
 そもそも、管理人さんが本案を言葉綺麗に投げかけておられるのに、一部の投稿者がこのような不快は文面で返すとは何事か!と思われます。
 反対するならそれなりの持論をちゃんと正しい言葉で明解に示して貰いたいものです。もし、本案を反対するなら少なくともあのような表現はまずないです。
 これでは管理人さんや他の投稿者に対して不快を与えるだけですよ。
Posted by つるりん at 2015年02月08日 12:10
うえしょうさん。こんばんわ。

 アーバンネットワーク圏内のグリーン車導入で賛成する理由として、以前にも書きましたように、特に集中する新快速の混雑対策や快速の停車駅を明石〜京都間を快速運転化させたうえで、乗車を促進させて混雑率の平均化もそうですが、乗客の客層にも少子高齢化は隠せないといった理由もあると思います。
 平日では、ラッシュ時を中心(データイムの一部)に、土休日は終日で家族連れなどの観光目的のためにも良いと思います。
Posted by つるりん at 2015年02月22日 23:48
うえしょうさん。こんばんわ。

 アーバンネットワーク圏内のグリーン車導入で賛成する理由として、以前にも書きましたように、特に集中する新快速の混雑対策や快速の停車駅を明石〜京都間を快速運転化させたうえで、乗車を促進させて混雑率の平均化もそうですが、乗客の客層にも少子高齢化は隠せないといった理由もあると思います。
 平日では、ラッシュ時を中心に、土休日は終日で家族連れなどの観光目的のためにも良いと思います。
Posted by つるりん at 2015年02月22日 23:48
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犬山城
Excerpt: oojijisunです,青春18切符で行きます お城巡りを準備中です、参考になります。
Weblog: 青春18切符で行く,日本の「城」巡り22
Tracked: 2010-12-21 09:12
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